マイナスの経験があるから伝えたい気持ちがうまれる-小舟みほ3
地元の三十路式の誘い
小舟:今年の3月に私30歳、今30歳なんですけど、三十路式ってあったんですね、地元で。
30歳の子たちが集まって成人式やるみたいな形のものやってたんですけど、それもただの30歳が集まっての飲み会だったらもう行かなかったんですよ。
あんどりゅー:うん。スチールはね。
小舟:スチールは。なんで同級生の会社の愚痴とか、旦那がどうのこうのとか聞かなきゃいけないのって思ってたから行かなかったんですけど。
途中で企画が変わって、今まで30年間育ててもらった地域に恩返しをするような三十路式をしようって、実行委員長が変えたんですよね。
その通達が来て、もうすげえ!めっちゃ面白そうって思って。だったら私やりたいことあるっていって。
なんか「やりたい企画とかあったら応募してください」って書いてあったので、そのときに書いたんですね。
それがまさに高校生の子たちとこれから地域をどうやって良くしていこうかというディスカッションをしたいみたいなことを書いたんですよ。
そしたらそれを実行委員長の子が見てくれてて、実行委員長の子が私の中学の同級生の子なんですけど、そこもやっぱり運命だったんだなって。
見てくれて、すぐLINEが来たんですよ。個別でLINEが来て、「会長、よくわかってる!」って。
私、中学、生徒会長だったんで「会長」とずっと呼ばれてるんですけど。
あんどりゅー:そうなの?なんか不思議に縁を感じる。
こうやって繋がる人って生徒会長率めっちゃ高いんですよ。不思議と。
小舟:(笑)。そうですよね。生徒会ですもんね。
あんどりゅー:俺もそうなんだよ。
小舟:そうですよね。そうそう。
中学生徒会長でした。女の子初の生徒会長ってそのときは言われて。
高校生とのディスカッションを企画
小舟:高校生の子たちと喋りながら、それこそ「これからどんな進路行くのとか」って聞きながら、「なんでその進路選んだの」とか、「地域になにを求めてるの」とかっていうことをいろいろ話してたら、まあやっぱり出てくるんですよ。
自分が学生のときもそうだったんですけど、学生のときのほうがいっぱいなんか考えてるんですよね。
このほうがいいんじゃなかろうか?とか、世の中ってクソみたいなもんだ!みたいなのも思ってるからこそ、こうしたほうがいいみたいなのが。
学生のころのほうが思ってたよねっていうのがあって。
だからこそ高校生の子たちの話聞きたかったし、その声を大人たちに届けたいって思って、その場を用意したんですよね。
実際、三十路式、1日通してやってたんですけど、企画の合間に高校生の子たちに喋ってもらって、それを大人たちが聞いてる、というのをやらせてもらったんですけど、学生の子たちの先生とかも来てくれてて、「あの子がこんなふうに舞台で喋るなんて」みたいな、「すごい良い機会を与えてくださってありがとうございます」みたいなこと言っていただいて、よかった、いいことやったなと思って。
学生の子たちは学生の子たちで、やっぱり自分たちがそういう場に出て喋るってなかなかないじゃないですか。
だから「良い経験になりました」って言ってくれたし、それこそ「自分たちが30歳になったときにこういうのをやりたいです」って言ってくれたんです。
まだお前たち成人式も迎えてないぞって思いながら(笑)。
学生時代の原体験
小舟:でも私がそれをやろうと思ったイメージは、わたしも自分自身の高校生のときにそういうフォーラムとか場所で話す機会を先生からもらってたからなんですよね。
あんどりゅー:それも原体験だね。
小舟:それこそ当時の県知事が来て、その県知事さんに地元のなにかを使ってこんな商品を作りましたみたいなプレゼンをさせてもらってたことがあって。
それがあったから、面白いなって思ってるんですよね。
よそ者若者バカ者
小舟:学生の子たちとか、まだ社会人になる前の子たちの意見って、大人って聞きやすいっていうのが分かってたんです、私。学生時代の経験上。
同じ立場、同じ大人としての立場になると、そこがビジネスになったり取引になったり、お金が発生したり、いろいろ面倒くさかったりとか、人間関係があって聞き入れてもらえないときが多いんですけど。
小舟:これ地域活性化やってた先生がよく言ってくれたんですけど「よそ者、若者、バカ者が地域活性化に必要」ってずっと言ってくてれたんですよ。
若い子たちの意見を凝り固まった大人にぶつけなきゃいけないっていう話をずっとしてくれてて。
子どもたちが言う意見って子どもが言うことだからって大人は思うんですけど、でもそこにやっぱり柔軟な発想があったりだとか、気付かないことがあったりとかっていうのがあるから、やっぱいいんですよね。
その学生の子たちが相手だからお金はもちろん発生しないしビジネスしかないから、大人たちもある意味心を開いて聞いてくれてるわけです。
っていう経験を自分自身も高校生のとき、大学生のときにしてたし、それを味あわせてあげたい。そしたらそれを経験したことによって、また地域に愛着を持って、地域のために頑張って貢献したいみたいな思いを作りたいっていうのが、私が大学の進学のときの面接でずっと語ってた話なんですけど。
あんどりゅー:そうなんだ。
小舟:っていうサイクルがあると思うんで、私はそれを実現するためにここに入りますっていうのを学生のときに言ってたんですけど。
あんどりゅー:なるほど。
小舟:そこに必要なものをこの社会人、もうすぐ10年になりますけど、かけてずっと学びとってきたんじゃないのかなって私は思っていて。
「格差」と「幸せ」
小舟:私の中で言うと「価値あるものがきちんと広がる世の中に」っていうのも私は目的にあるんですよね。
それをやっていくために中の部分を作ってきたのかなっていうところがあって…。
格差が嫌。格差は別にあってもいいんですけど、そこで幸せじゃない人たちがいるのがいやなんですよね。どんな立場であれ、みんな幸せやったらいいやんって思ってるんです。
例えば私、カンボジアも行ったことがあるんですけど、カンボジアの人たちってお金もないかもしれないし、ものもそんなにないかもしれないけど、まあ幸せそうなんですよ。
いいやんそれでって思うんです。
でも逆になんかこう、日本だと幸せそうじゃない人たちっていっぱいいるじゃないですか。
それを無くしたいんです。
母の愛情に飢えていた……
小舟:結構マイナスな経験も振り返ってみるとあれがあったから今こうだよねっていうの、私やっぱり多くって。
それこそ2~3年、3年ぐらい前まで、私ずっと三兄弟の真ん中で生まれたことがコンプレックスでしかなかったんですよ。
あんどりゅー:へえ。三兄弟の真ん中っていうと、ほかの2人と違うっていう。
小舟:よく言われるのが真ん中っ子ってほっとかれるみたいな。
よく言われるんですけど、上はやっぱり長男、お兄ちゃんだからみたいなので気かけてもらえる。
下は末っ子だからわがままでかまってもらえる。
真ん中はほっとかれるみたいな。
ほっとかれるのをプラスに捉えたら自由にできるよねっていう話なんですけど、やっぱり上と下を見たときに自分への愛情のかけられ方が少ないんじゃないかみたいなので、拗ねる真ん中っ子が多いというか、どうせ私なんてみたいな感じで思っちゃう真ん中っ子は多いというか。
私も実際そうだったんですけど、すぐお母さんはお兄ちゃんのこととか妹のことを言う。
私のことなんて見てくれてないみたいなのをずっと私は思ってて、それこそ妹が生まれてから、28ぐらいまで。
あんどりゅー:長いね。
小舟:ずっと思ってて、それがやっぱりいろんなところに出てくるんですよ。
仕事もそうだし、人間関係もそうだし。
それこそ恋愛対象とかにも埋まらないなにかを必死に違うもので埋めようとしてみたいな。
本当は母親からの愛で安心したいのに、それを違うもので埋めようと必死にしてくみたいなのが、28ぐらいのときまでずっとあって。
あんどりゅー:ついこの間まで。
小舟:ついこの間です。3年ぐらい前ですけど。
婚約破棄がきっかけで母と分かり合えた
小舟:それが何がきっかけで変わったかっていうと、めっちゃプライベートな話になりますけど、婚約破棄があったんですよね。
あんどりゅー:言ってたね、なんかね。
小舟:はい。3年付き合った彼と結婚しますって言ってたんですけど、いろいろウェルスのこととかも知って、違うなってなって婚約破棄をしたタイミングで、母親と1対1で話す機会があったというか、本音で話す場みたいなのができたんですよね。
あんどりゅー:へえ。それがきっかけで。
小舟:それがきっかけで。それこそ婚約破棄をしました。
うわー、心配かけちゃった。親に迷惑かけちゃったって思ったから、本当は会いたくなかったんですよね。
でも会いたいけど会いたくないみたいなのが。
どうせ小言と言われるってわかってたし、でも理解してほしいしみたいな自分がいて、そのタイミングで「お姉ちゃんのこと心配だから東京に行くよ」っていうのを母親が言ってくれたんですよね。
じゃあどっか行こうかって話になったときに、妹も一緒についてくるってなったんですよ。
でもそのときに私まだ、母親にそういうコンプレックスがあるって明確にわかってなかったから、またそこで「妹に取られた」って思ったんですよね。
お母さん1人で来てくれるんだったらよかったのに、妹が来たみたいなところで、だったら会わないみたいな感じで会うことを拒否したんですよね、そのときに。
友達からのビンタ
小舟:だけどそのとき一緒にいた友達にビンタをくらわされ(笑)。
「あんた、その妹に対してコンプレックス感じてるのが駄目なのよ」っていうのをガツンッて怒られて。「いいからとにかく会ってこい」って言われて、母親に会いに行って、妹に「ごめん」っていって、「お母さんと2人にして」っていって、1対1で会って。
そのときに婚約破棄のこともそうなんですけど、お母さんと「私はお姉ちゃんじゃなくて”ミホ”って名前があるから、私は”ミホ”として見てほしかったの」みたいな話をしたときに、もう2人で号泣ですよ。
母親は母親でもちろん3人みんな同じように可愛いし愛してるつもりなんだけれども、やっぱりしっかりしてるから、真ん中って大体しっかりしてくるんですけど、ほっといて大丈夫だよねっていう育て方をしてるから、だからでも「そんな”ミホ”でもやっぱりそう思ってたんだね」みたいなことを、「お母さん、気付てあげられなくてごめんね」っていう話をしてくれて。
そこから別に母親に気を使うこともないし、言いたいこともいうし、母親も言いたいことを言うしみたいな感じで、関係をリスタートじゃないですけど、するようになって。
そこから私、本当に落ち着いて。
小舟:それまではやっぱり穴の開いてる器に母親からの埋められない愛を他の人に愛してもらうことで埋めようと一生懸命だったので、まあ恋愛もボロボロだったんですけど、相当ひどかったかも、私(笑)。
あんどりゅー:へえ。
マイナス体験は人生のネタ
小舟:自分ではマイナスだって。
婚約破棄にしてもそうですし、妹に対してとか母親に対してコンプレックス持ってたみたいなのもそうですし、全部今となってはこうやって話ができるネタなんですよ。
なんにもそういうマイナスなことがなく生きてきてたら、こんなふうにウェルスにも出会ってなかったし、こんなに力を込めてウェルスを伝えなきゃと思って伝えてないですし、学生さんたちにこうやって生きていっていいんだよみたいなことも思わないんですよね。
やっぱり自分がどこか不自由を感じててそこから抜け出したいっていう気持ちだとか、抜け出していいんだよっていう生き方をしてるからこそ、これでいいんだよって誰かに見せることができるっていうのがあるので。
小舟:その渦中にいるときはつらいし、私も電車に飛び込もうとした経験があるので。
あんどりゅー:まじっすか(笑)。
小舟:(笑)。やっぱり生きててよかったなって思うし、そのときのことがあったから、やっぱり今充実感感じて生きてられるよねっていうのはありますね。
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